DETAIL
カナダのフェアリーストーンは、 「石灰質の成分が、泥や砂の中でゆっくり固まってできた自然の造形」 です。
鉱物的には、カルシウム carbonate/炭酸カルシウム系のコンクリーション、つまり「結核石」と呼ばれるタイプです。カナダ・ケベック州のハリカナ川流域などで見つかるものが有名です。
なぜ丸く、なめらかな曲線になるのか
フェアリーストーンは、最初からこの形の“石”として生まれるというより、
泥・粘土・砂の中で、炭酸カルシウムが少しずつ集まって固まることで作られます。
中心には、小さな粒、砂、植物片、化石のかけらなどが核になることがあります。
そこに水に溶けたミネラル成分が集まり、周囲の泥を巻き込むようにして、少しずつ固まっていきます。
そのため、角ばった結晶というより、
粘土の中で水分を含みながら育った、丸くて柔らかい造形になりやすいのです。
曲線やサークル模様が出る理由
あのなめらかな楕円や、重なった輪のような模様は、
成長の段階差や、ミネラルが沈殿した層によってできたものと考えられます。
たとえるなら、木の年輪や、雲が重なっていくような感じです。
一気に固まるのではなく、
水の流れ、泥の状態、ミネラルの濃さ、微生物の働き、時間の経過によって、
少しずつ形が足されていく。
だから、フェアリーストーンには
丸いふくらみ、くぼみ、重なった楕円、抱き合うような形 が出てきます。
カナダの氷河・湖・泥の記憶
ケベック周辺のフェアリーストーンの形成には、氷河が退いた後の環境、堆積、侵食、そして微生物の働きが関係していると説明されています。
つまり、これは単なる“かわいい石”ではなく、
氷河が去ったあとの大地、水、泥、微生物、石灰分が長い時間をかけて作ったもの です。
ユニークな石を丸ごとペンダントに仕立てました。
石 約43×36×13mm
紐の長さ調節できます。