DETAIL
店先の老人が言いました。
「貴方が必要としているものはこれかい?」
そういって老人はあなたが一番気になっていたその品物についての物語を語りはじめました。
《植物の妖精 物語》
老人達の店に植物の妖精達がやってきて言いました。
「私たちに瞳や耳、口、そして体をください。
そしたら、人間の中の誰かが、僕達の存在に気づいて友達になってくれるかもしれないのに。」
春の訪れと共に、老人の店にはこういった植物の妖精達のお客様が多く訪れました。
そして彼ら妖精たちは、自分たちの一部、木、花、草、種、鉱石などのカケラをここに置いていくのでした。
老人は、妖精達の持ち寄ったカケラや薬草などを調合すると、粘土に混ぜ合わせ、妖精の形を作り上げました。
そしてそれぞれの体の中には、彼らが置いていったカケラを埋め込みました。
「見て見て!これで僕たちが見えるでしょ!」
妖精達はもらった、かわいい体をとても喜びました。
どこかで彼らを見つけたときには話しかけてあげてくださいね。
製作者より
頭の上から生えているのはイングランド産フローライトです。
身長は4.5センチくらいです。