DETAIL
何か、必要な物があるのに、それがいったいなんなのかさっぱり分からないとき、人々は夢の中でこの店を訪れました。
“夢売り商人の店”
夢のずっと奥の世界にある、夢を見ている時間にだけ扉が開く不思議なお店。
ワクワクやドキドキなんかを瓶詰めしていたり、何かのアイデアや入りBOXや、解決策の箱入り基本セットを、夢の世界での記憶と引き換えに販売していました。
店先の老人が言いました。
「貴方が必要としているものはこれかい?」
そういって老人はあなたが一番気になっていたその品物についての物語を語りはじめました。”
(大地の子・モキベビー)
「モキマーブルの中身は砂岩であるが、たまに、こんな風に砂の子が入っていたりもする。」
老人が見せてくれたのは、モキマーブル(精霊のおはじきという名の石)から産まれる砂岩を身にまとった小さな土の精霊の一種でした。
「この子達は大地の子であり、地震の後、この子達はよく誕生する。
地球の中心からあふれ出したエネルギー(地震)と共に大地にやってくるからじゃ。
この砂の子“モキ”は地中のエネルギーを運ぶもの達で、地中の奥深くまで見えない“臍の緒”で繋がっている。
そして、仲間達と、地球を、彼らの強力なエネルギーの網のようなものでつなげる。
だからこの石を見つけると、人々は大地に埋めたり、特別な場所に配置したりして地球のエネルギーとの繋がりを強めようとするんじゃよ。
だれも触れていないのに、ゆらゆら揺れ動するいたり転がったりするモキマーブルは、もうすぐそこから大地の子が誕生する合図。強力な地球のエネルギーを招き入れる準備をしなければならないね。」
老人はヘマタイト質の殻のゆりかごを揺さぶりながら大地の子を眠りにつかせながら言いました。
ヘマタイトモキ殻ゆりかご付きモキベビー(モキベビーとゆりかごはくっついています。)
絵本雑貨
サイズ約 3〜4センチ