DETAIL
内包物のない、透明な水晶だけが美しいわけではありません。
クローライトという異なる鉱物を取り込んだことで、水晶の中には「庭園」と呼びたくなるような、思わず引き込まれる景色が生まれました。
それは、人間にもどこか似ています。
経験や傷を消して、何もなかったことにするのではなく、
それらを抱えたまま、自分自身の中にひとつの景色をつくっていく。
この大小2本のヒマラヤ水晶は、鋭利な角度でまっすぐに伸び、非常に力強い輪郭を持っています。
けれど、その内部には静かな緑の庭園が息づいています。
鋭さと静けさ。
強さと傷。
透明さと内包物。
相反するものをひとつの中に抱えることで、この水晶は、ただ整っているだけの美しさではなく、深く人を引き込む存在になっています。
流木は、地上を旅した木。
クローライトを内包した水晶は、地下で育った庭園。
それらが、螺旋によってひとつになります。
地球の内側に眠る庭園と、人間の意識を再び結び直すような杖の造形です。
今回は余計な装飾を加えず、螺旋を描く流木と、2本の見事なヒマラヤ水晶だけで構成した、シンプルなワンドに仕立てました。
流木の一部には、造形を整えるため粘土による補修・造形・塗装を施しています。
ただ一心に、眺めていられるような一本です。
一点物/専用スタンド付き
※天然素材を使用しているため、水晶にはクラック、内包物、表面の凹凸などがあります。
※撮影環境やモニターによって、実物と色味が異なって見える場合があります。