DETAIL
海の記憶と、深い水の底に眠る竜宮を思いながら制作した、
「龍宮」シリーズの一点物の魔法の杖になります。
今回も軸の部分にはイルカの化石を使用。(いくつもの化石を軸状に組み合わせて制作してあります。)
珊瑚のように見える装飾は実は全てマクラメ編みになります。
自分の奥深くに沈んでいる、
まだ言葉になっていない知恵を迎えに行くこと。
そして
深い意識の底に忘れていたものをそっと救い上げて地上へ持ち帰るお供となってくれたらと思っています。
龍宮の杖
海面は、日常の意識。
海の底は、記憶、直感、夢、無意識の世界です。
それはまるで海の底に眠る竜宮城。
心が騒がしいときには見えないものも、深く静かな場所へ降りていくと、少しずつ輪郭を現します。
そしてそこには適切な場所で、時が来るまで守られているものがあります。
龍宮の杖のテーマは、
心を静め、内側の深い場所に眠る知恵へ降りていくための杖
そして勇気を持って自分の中の静けさの中へ潜り、またその気づきを地上へ持ち帰るというテーマで制作されました。
→制作ブログ
龍宮とは、海底にある幻想的な宮殿であると同時に、私たちの意識の奥深くに存在する世界なのかもしれません。
日常の忙しさの中で忘れてしまった感覚。
まだ言葉になっていない知恵。
本当はすでに知っていた、自分にとっての幸福。
それらは失われたのではなく、海の底の宝珠のように、再び見つけられる時を待っています。
この杖は、深い意識の領域へ静かに降り、そこで受け取った気づきを現実の世界へ持ち帰るための龍宮の象徴として制作しました。
「イルカの化石から作った骨格」
杖の軸には、複数のイルカ由来の化石素材を組み合わせています。
一つひとつの小さな化石を接合し、今回は合計21個のパーツを使って、頑丈な二重構造で補強しながら一本の骨格へ組み直しました。
長い時間、海の中にあった生命の痕跡を、再び一つの形として結び直し
その骨格の上に、海底の岩礁や珊瑚礁を思わせる造形を重ねています。
「海底の岩礁を思わせる造形』
本体には、白、砂色、淡い桃色、青を幾層にも重ねました。
表面は均一に整えず、長い年月を海底で過ごした龍宮のある場所ような、凹凸のある岩肌に仕上げています。
ところどころから見える深い青は、海底の裂け目や、岩礁の間を流れる水を表現したものです。
両端には青い結晶を配置し、海を渡る光が杖の内側を通り抜けていくような姿に仕立てました。
オラクルノットから生まれた珊瑚
杖を覆う白、桃色、深い赤の珊瑚は、本物の珊瑚ではありません。
オラクルカードに現れたシンボルをもとに、ワックスコードを一本ずつ結び、マクラメの技法で制作した造形です。
制作の初めには、龍の鱗のような形を想像していました。
しかし、カードの印に従ってねじり編みを重ねていくうちに、現れたのは海底に枝を広げる珊瑚の姿でした。
白から淡い桃色の珊瑚は、海に差し込む光、泡、静かな生命の気配を。
深い赤の珊瑚は、海の奥で脈打つ生命力と、龍宮へ続く道を守る結界を表しています。
珊瑚の枝はワックスコードで作られているため、やさしく向きを整え、その日の気分、お好みで立体的に立ち上げることができます。
龍宮に守られた宝珠
中心に添えた桃色の珠は、龍宮の奥深くに守られている宝珠の象徴です。
この宝珠は完全には固定していないため、珊瑚の間で位置を少し移動させることができます。(接着剤で固定しても良いですし、このまま移動できるパーツとしてご利用いただくのも良いかもしれません。飾る向きや、その時に感じるバランスに合わせて、お好きな場所へ配置してお楽しみください。)
この杖が象徴するもの
この杖は、外側から特別な答えを与えるためのものではありません。
形状を眺めながら、自分の内側へ静かに降りていくための道標です。
そこで見つけるのは、新しく与えられる知識ではなく、
忘れていた幸福
本来の感覚
まだ言葉になっていない気づき
自分の中ですでに育っていた知恵
海の底に守られていたものを受け取り、
もう一度、地上の生活へ持ち帰る。
その小さな旅を支える象徴としての道具です。
作品名:龍宮の杖
制作技法:オラクルノット/マクラメ編み/化石素材の接合/立体造形/彩色
主な素材:
イルカ由来の化石素材(アメリカ)、
アクアマリン結晶(ベトナム)、
ワックスコード、一部塗装あり
桃色の珠(高知珊瑚)、
先端 アーカンソークリスタル(高音煮沸塗装)アクアオーラ
ブラジル産アクアオーラ
全長:約29.5 ×5×4cm
制作の様子はこちらのブログからご覧になれます。
→
ブログ 魔法の杖制作の様子
お取り扱いについて
本作品には、細い結晶や枝状のマクラメ装飾など、繊細な部分があります。
落下や強い衝撃を避けてください
珊瑚状の装飾を強く引っ張らないでください
宝珠を移動させる際は、ゆっくりと動かしてください
水中や高湿度の場所では使用しないでください
長時間の直射日光は、色の変化につながる場合があります
持ち運ぶ際は、必ず本体の太い部分を両手で支えてください
手作業による凹凸、色の重なり、左右差、塗装のかすれは、海底から現れた古い祭具を表現するための作品の一部です。
画像に写っている一点をお届けします。スタンドは付属しません。