DETAIL
パタゴニアから届いた黒銀の鍵
マータイト|磁鉄鉱仮晶ヘマタイト鉱物標本
過去の姿を残したまま、
異なる性質へと変化した鉱石。
アルゼンチン・パタゴニア地方から来たと伝えられる、大変珍しいマータイトの一点物標本です。
マータイトとは、磁鉄鉱(マグネタイト)の結晶形を保ちながら、内部が赤鉄鉱(ヘマタイト)へと置き換わった仮晶です。
かつての姿と、現在の性質。
異なる二つの時間を、ひとつの鉱石の中に同時に宿しています。
この個体は、磁鉄鉱に特徴的な八面体を基本とする結晶が、樹木の枝や古い塔のように立体的に連なっています。
幾重にも積み重なった姿は、まるで別世界の鍵のようです。
光を受けると、黒銀色の金属光沢と深い陰影が現れ、三角形の結晶面が幾何学的な模様を描き出します。
見る角度によって輪郭や表情が変わり、自然が長い時間をかけて作り上げた、力強く神秘的な造形を楽しめます。
私は、鉱物の結晶構造を「3Dバーコード」のようなものとして捉えています。
鉱石が生み出す形や反復する模様は、単なる自然造形ではなく、視覚を通して何らかの情報を受け取るための暗号なのではないか。
そのような感覚から、私はこれらの鉱石を「鍵」と呼んでいます。
この標本もまた、見る人の内側に眠る記憶や感覚を、静かに開くための黒銀の鍵です。
私が制作する魔法の杖にも、このシリーズの結晶をたびたび取り入れています。
長い間、標本箱の中で眠っていた鉱石が、時を越えて誰かのもとへ渡り、新しい物語を始めることを願っています。
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また、火山性の空洞内で、上部から下方へ伸びるように形成された結晶であるとも聞いています。
### 詳細
鉱物名:マータイト
分類:磁鉄鉱仮晶ヘマタイト
産地:アルゼンチン・パタゴニア地方
加工された穴は結構大きめで3ミリほどあります。
重厚な金属光沢と、自然が生み出した立体的な表情が美しく、角度や光によって異なるかっこいい形状を楽しめます。
石約35×22×16mm
ペンダントとして身につけても、標本として飾っても良い一品です。
撮影に使用した標本台等は付属しません。
自然の鉱物標本のため、表面には細かな凹凸、微細な欠け、付着物などが見られる場合があります。
画像はできる限り実物に近い色合いで撮影していますが、ご覧になる画面や光の環境によって、色味や金属光沢の見え方が異なる場合があります。
自然が生み出した一点物の個性として、あらかじめご了承ください。